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■20代前半で美人でも「1万5000円で渋られる」
星野恵梨香は街娼歴2カ月、歌舞伎町の街娼とは、いったいどのような仕事なのか詳しく聞いていくことにする。
「人が増えてくるのは19時過ぎ。19時くらいに立つと、すぐに声がかかる。『お姉さんは遊べる人?』って言われて、
『遊べますよ』って。『いくら?』って聞かれるから、交渉して成立したら遊ぶ。ゴムありで1万5000円。
私、ずっと2万円って言ってきたけど、9月になって一気に値段が下がった。いまは1万5000円でやるしかないです」
あまりに安い金額に驚く。20代前半の日本人、スレンダーで美人といういくつもの好条件を持っていてもその金額だという。
「未成年の女の子が安く売っちゃうせいで、それが広まって相場がどんどん下がった。いまはもっと、めちゃ下がっている。
ちょっと前までだったらゴム1万5000円は即決なのに、いまはゴムありで1万円でヤッちゃう女の子もいる。
最近は1万5000円って言っても、ごめん1万円でいける子を探しているからって断れることが増えた。
7月は2万円でポンポンいけたのに、いま2万円でいけたらラッキーなくらい」
売春価格は需要と供給で決まる。ホス狂いの女の子たちがこぞって大久保病院前に立ったことで供給過剰になってデフレ状態になっていた。
40代、50代の中年男性たちが何も知らない未成年の女の子を買い叩いて、その価格が街娼全体に波及してしまっているようだ。
「おじさんが調子に乗って値下げしてくる。1万5000円でめちゃ渋られる。あそこは貧乏なおじさんしかいない」
■ネット経由はドタキャンの嵐
立ち話で交渉、1万5000円で合意したとする。どこのラブホテルに行くかは男性が決める。
高級ラブホテルに行く人はほとんどいない。大久保病院に隣接する安価なラブホテルを選ぶ。
「部屋に入ってまず雑談。そこからシャワーを浴びる前に前払いでお金をもらって、一緒にシャワーを浴びる。
セックスが終わったら、また一緒にシャワーを浴びる。それでちょっとしゃべって一緒にホテルを出て、バイバイみたいな」
取りっぱぐれがないように前金でお金をもらうのは、売春の基本だ。それぞれでシャワーに入るとお金や物を盗まれるリスクがある。
だから、一緒に風呂に入る。風俗のように時間が決まっているわけでない。女の子からすれば早く終わるに越したことはない。
「時間は人による。早い人は10分とかで終わる。長い人でも30分とか。でも、私はそんなに長くかかる人に
当たったことないかな。早くイカせるためにアソコを絞めつけるとかやっている子もいるけど、私は何もしてない。
すぐ終わる人は、シンプルにイクのが早いだけ」
■メインは40代、みんなお金がない
割り切ったセックスだと、ガツガツして体力がある若者より、オヤジのほうがいいという女性もいる。彼女はどうなのだろうか。
「相手の年齢とかあんまり関係ないかな。たしかに若い人って体力があるから時間がかかる。
だから回転したい人はおじさん相手でもそれなりに早く終わる人のほうがありがたい。
それと若い人のほうが意外と長い時間一緒にいたい、みたいなのが多い。その見極めが難しい。
若い人でも早く終わる人もいるし、やってみないとわからない」
客のメインは40代、みんなお金がないらしい。
「スーツ姿のサラリーマンでもお金がない。30代のちょっとスラッとした感じのサラリーマンもいるけど、
そういう人たちでも1万円って人が多い。風俗より安いから立ちんぼってことだと思う」
https://news.livedoor.com/article/detail/23410611/