
ジャーナリストの佐々木俊尚が9月21日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。
東京大学・國分功一郎教授の研究室がYouTubeで配信した安倍元総理の「国葬を考える」という議論について解説した。
飯田)佐々木さんはツイッターで「暴力革命を肯定するSNS」について意見を述べていらっしゃいます。安倍元総理の銃撃暗殺事件の山上容疑者についてですが。
佐々木)
「国葬に反対である」という意見はもちろんわかるのですが、それが拗れて、「山上容疑者は暴力で何とかするしかなかった」と言う人がSNSに現れてきています。
SNSという場は、ときにはおかしなことを言う人が何人かはいるのですが。
「暴力でなければ変えられないような状況を私たちがつくってしまった」という発言は暴力を肯定してしまっている
佐々木)
昨日(20日)ツイッター上で議論していて驚いたのは、東京新聞が記事にしているのですが、「国葬を考える」という東大の國分功一郎さんが主催した有識者6人の議論を、
YouTubeで配信したらしいのです。左派の言論人として有名な京都精華大学の白井聡さんも、パネリストとして参加しています。
飯田)
政治学者の。
佐々木)
彼は国葬反対の議論のなかで、「山上徹也容疑者の思うつぼだという批判があるが、暴力でなければ変えられないような状況を私たちがつくってしまった」と言っています。
これは明らかに暴力肯定論ではないですか。それを大学の先生であり、左派の言論人として知名度の高い人が言い、東京新聞が記事にするという。
これは行き過ぎなのではないかなと思います。暴力を肯定してしまっているわけですからね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6bbca0c1d8d1ec165716be783481fc7fcc854ac