カタールW杯で準優勝したフランスのエースFWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)とFWオリビエ・ジルー(ACミラン)に残酷なまでにふられた選手が話題になっている。

 オーストラリアは1次リーグ初戦でフランスと対戦し1―4で敗れた。同国メディア「ニュース・ドットコム」によると、FWジェイソン・カミングス(セントラルコースト・マリナーズ)は試合後にフランスのスター選手とのシャツ交換を狙った時の様子を討論番組「ザ・プロジェクト」で赤裸々に明かした。

 カミングスは「まず、エムバペのシャツを狙った。彼は『じゃあ、控室で会おう』と言ったんだ。だから試合後、僕は自分のシャツを持って控室に行って、スタッフに渡した。10分後、彼が私のシャツを持って出てきて『いや、絶対にダメ。(エムバペは)交換を望んでいない』と言われてしまった」と、悲しいことにスターに心変わりされ、断られたという。
 
 あきらめないカミングスは、次の手に出た。自分の控室に戻ろうとしたら、ジルーがいたため「ジルー、頼むから君のシャツをもらえないか? 僕は大ファンなんだ、君のシャツが欲しいんだ」とアタック。しかし「ジルーは英語が話せないようなそぶりで僕の横を通り過ぎたんだ。(英国の)プレミアリーグで10年プレーしているのに!(笑い) 彼はただ通り過ぎていったよ!」と、けんもほろろに断られてしまったことを笑いながら語った。

 陽気なカミングスが語ると面白く聞こえるが、なかなかつらい体験だ。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/248815?page=1