最初に望んでいたのは公共空間の拡大だった
パーソナルコンピュータによって参加者が増加し、公共空間は拡大され、第二のリヴァイアサンを顕現させることが我々の希望だった
しかし実際に起こったこととしては私的空間の拡大であった
そこではリヴァイアサンは顕現しない
なぜならそこの人々は誰も信じることはせず、己を信じるのみであったからだ
現在のインターネットは人間不信であり契約が存在しない状態であり、実際の契約はあるもののそれは既存のもの、古い神によるものであり、それに従うしかない
結局のところ古い神を打倒することなどできず、我々がやっていることは古い神に針をチクチク刺してるようなものだ
少しはむず痒いだろうけどね、今の失望はこれに尽きる