
山形県立高校のバスケットボール部で外部指導者からパワーハラスメント行為を受けて精神的な苦痛を被ったとして、
同校の女子生徒が県を相手取り、慰謝料など330万円の損害賠償を求めて
山形地裁に提訴したことが20日、わかった。提訴は11月30日付。
訴状によると、女子生徒は2年生だった昨年、所属するバスケットボール部の外部コーチから、
身長が低いという理由で「コートの中で『動くな』『シュートするな』などと理不尽な指導」を受けた。
精神的なショックで同年11月、自律神経失調症と診断された、としている。
さらに、女子生徒は、学校側が適切に調査、対応しなかったことで他の部員の誤解を招き、
部内のいじめにも発展した、とも主張している。
県教育委員会の担当者は取材に対し、「届いた訴状を精査している。
どう対応していくかはこれから検討していく」と述べた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221220-OYT1T50233/