どうして「今」、この話が急に脚光を浴びているのかである。例えば、IMFの発表する統計において、PPPベースの一人当たりGDPで、韓国が日本を追い越したのは2018年だから、既に3年も前のことである。OECDが発表するPPPベースでの年間賃金で韓国が日本を上回った年に至っては、2015年だから、既にそれから6年も経過していることになる。

https://www.newsweekjapan.jp/kankimura/2021/12/post-27_1.php

-韓日経済力逆転の報道がこのごろ多い

「良い雰囲気に冷水を浴びせたくはないが、過剰な解釈は警戒した方が、と思う。客観的データで見ると、韓日逆転は韓国の順位上昇より、日本の順位下落の影響の方が大きい。1995年から昨年までの25年間、韓国の国民1人当たりの名目GDP(国内総生産)は34位から30位、日本は3位から28位になった。スイスのIMD国家経済力ランキングでも、同じ期間に韓国は26位から23位、日本は4位から31位になった。韓国がうまくやったというより、日本があまりにもしくじったということだ」

https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022081080159