【AFP=時事】41年前に当時、米国の大統領だったロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏暗殺を試み、精神障害を理由に無罪判決を受けて、その後34年にわたって病院に入院させられたジョン・ヒンクリー(John Hinckley)氏(67)が今年、裁判所の監視を解除され完全に自由の身となった。

【写真】AFPの取材に応じるヒンクリー氏

 だが今も、どうしてもかなえられずにいることが一つある。シンガー・ソングライターとしてライブコンサートを開くことだ。

 6月15日、裁判所の監視から完全に解放された同じ日、ヒンクリー氏はニューヨークのブルックリン(Brooklyn)で予定されていた自身の公演がキャンセルとなったことを知った。「非常に悪質な脅迫」が届いているため安全が懸念されるとの理由だった。

 これまでにも何度か同じ失望を味わっている。イリノイ州シカゴ、バージニア州、コネティカット州でのライブも直前にキャンセルされていた。

 愛猫テオと暮らすバージニア州ウィリアムズバーグ(Williamsburg)の公園でヒンクリー氏はAFPに、自分は変わったと強調した。「これまでの41年間、人々は私の負の側面ばかりを見てきましたが、今の私は別人です」

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