愛知の高速道路で40件以上のスリップ事故か 名古屋では大雪警報

初雪となった名古屋市では、24日午前中に大雪警報が発令され、8年ぶりに10センチ以上の積雪となった。名古屋地方気象台によると、初雪は平年より2日遅く、昨年よりも7日遅かった。

名古屋市中区の大須観音の本堂や仁王門は、辺り一面が雪化粧した。参拝客が足を滑らせないよう、職員らがコートを着込んで雪かきをしていた。

午前8時前、降り続く雪で「中部電力 MIRAI TOWER」(名古屋テレビ塔)は白くかすんだ。

塾へ向かう途中だった名古屋市の河原将希さん(18)は、「今まで見たことのない景色で新たな世界観を感じた」。妹の瑞季さん(15)は「雪の積もった木が白く見えてきれいだなと思いました」と話した。

名古屋市内を通る名古屋高速道路は、午前6時20分から、名古屋第二環状道(名二環)も午前7時30分から全線が通行止めに。東名高速や東名阪道などでも、一部区間が通行止めになった。

県警高速隊によると、午前6時前から午前10時過ぎまでの間、県内を通る高速道路では一宮市や小牧市などで雪によるスリップとみられる事故が42件(暫定)発生したという。

警察は、25日も路面の凍結など道路状況に十分注意するよう呼びかけている。(大野晴香、高橋俊成)

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