新型コロナウイルスの感染爆発が起きている中国で、中国政府が11月下旬、中国内に拠点を置く民間の受託解析企業に対して
新型コロナウイルスのゲノム配列の解析を当分の間、行わないよう通知していたことが関係者の証言で明らかになった。

中国政府は変異株の動向に関わる情報を厳格に管理することで、中国内で新たな変異株が発生した場合などに、
国内外の世論に与える影響を最小限に抑える狙いがあるとみられる。

14億の人口を抱える中国での大規模感染で、新たな変異株が発生する懸念については米政府なども指摘している。

中国の保健当局は解析や分析を続けるとみられるが、民間企業や研究機関が自主的に行う解析を制限し、
情報統制を強めれば、ウイルスの変異の早期発見やワクチンなどの開発に影響を及ぼす懸念もある。

https://mainichi.jp/articles/20221224/k00/00m/030/283000c#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A

新型コロナウイルスが流行する中、病院にいる患者のベッド周辺に集まる親族ら=中国・河北省で2022年12月22日
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2022/12/24/20221224k0000m030288000p/9.jpg