女子高校生を脅迫し暴行したとして、強姦などの罪に問われた海上自衛隊横須賀基地所属の男性海曹長被告(56)=横浜市金沢区六浦2丁目=の初公判が23日、横浜地裁横須賀支部(植村幹男裁判長)で開かれた。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、「横須賀市内の雑貨店で私服警備員を装い、女子生徒に『万引したでしょう』などと声を掛けた。わいせつ目的で連絡を取り、呼び出した」などと指摘。公判では、別の女性に対する強要罪で追起訴(22日付)したことも明らかにした。

 女子生徒に対する起訴状などによると、被告は1月上旬から2月中旬、横浜市内のホテルなどに女子生徒を呼び出し、わいせつ行為の動画を撮影した上で、複数回にわたって暴行を繰り返した、とされる。

 同被告を巡っては、自宅から自衛隊に関する情報が記録されたUSBメモリーが押収されており、防衛省が指定する秘密の技術情報が含まれていないか県警と海自が調べている。

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