森友学園に関する財務省の公文書改ざん問題を巡り、自殺した赤木俊夫さんの妻らが刑事告発した佐川宣寿元理財局長ら3人について東京地検特捜部は不起訴処分としました。

 自殺した元近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻・雅子さんらは9月、財務省の佐川元理財局長ら3人が森友学園に関する応接記録などについて、情報開示を請求された際、文書が存在していることを知りながら、「保有が確認できなかった」と嘘の理由を記載した決裁文書を作成したなどとして東京地検に刑事告発していました。

 これを受け、特捜部が捜査していましたが、27日付で3人を嫌疑不十分で不起訴処分としました。

 理由については「文書が残っていることを認識していたと認められる証拠がなかった」としています。