プーチン大統領 ロシア産の原油 制裁国に輸出禁止の大統領令

ロシアのプーチン大統領は、G7=主要7か国などがロシア産原油の国際的な取り引きの上限価格を設定するなどとした制裁措置を始めたことに対抗し、ロシア産の原油や石油製品を、制裁を科した国に輸出することを禁止する大統領令に署名しました。

ロシアとしては、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり対立している欧米などをけん制するねらいがあるとみられます。
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対しては、今月(12月)に入って、G7とオーストラリア、それにEU=ヨーロッパ連合が、ロシア産原油の国際的な取り引きの上限価格を1バレル=60ドルに設定するなどとした新たな制裁措置を始めました。

これに対抗して、ロシアのプーチン大統領は27日、ロシア産の原油や石油製品を、制裁を科した国に輸出することを禁止する大統領令に署名しました。

この措置は、2023年の2月1日以降に実施し、7月1日まで続けるとしていて、対立している欧米などをけん制するねらいがあるとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221228/k10013936501000.html