パチンコ店で暴れた男性に足蹴り、巡査部長「抵抗され憤慨してしまった」

パチンコ店で暴れていた男性を制圧する際、暴行してけがを負わせたとして、三重県警は16日、桑名署地域課の男性巡査部長(47)を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で津地検に書類送検した。県警は同日、巡査部長を減給100分の10(6か月)の懲戒処分にした。巡査部長は同日付で依願退職した。

発表によると、巡査部長は10月5日、「客が暴れている」と110番があった桑名市内のパチンコ店に急行。
50歳代男性が泥酔しており、巡査部長が同店駐車場で保護しようとすると抵抗してきたため、制圧する過程で男性の上半身などを複数回足蹴りし、全治約1週間の顔面挫創やあごの打撲のけがを負わせた疑い。
「男性があおったり、抵抗したりしたので、憤慨してしまった」と供述しているという。

県警警務課は「県民の信頼を大きく損なう行為。県民の皆さまにおわび申し上げる」とコメントした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221217-OYT1T50103/