留置場で高井容疑者が自殺 ウソの点検記録を作成したとして書類送検された警察官を不起訴 大阪地検

 大阪府警福島署の留置場で容疑者が自殺した問題で、うその点検記録を作成したなどとして書類送検された警察官3人について、大阪地検は28日、全員を不起訴にしました。

 大阪府高槻市で、養子縁組していた女性を殺害したなどとして逮捕された高井凛容疑者は今年9月、福島署の留置場で首を吊って自殺しました。

 大阪府警は自殺直前、ロッカーの点検をしていなかったにも関わらず、「行った」とうその記録を作成したなどとして、福島署の警察官3人を書類送検していました。

 大阪地検はこの日、3人全員を起訴猶予と嫌疑不十分で不起訴としました。理由について、起訴猶予の2人については「人事上の処分を受けていることなどを考慮した」としていて、もう1人については「関与したと認めるに足る事実が認定できなかった」としています。

 また、大阪地検は自殺した高井容疑者についても死亡のため不起訴としました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e819b86140ce719e6a7e5b09dd83baa588a893e7