ひろゆき
日本人の労働者にありがちな思考のクセがあります。
それは、責任者でもないのに責任者並みの行動をしようと考えて対応してしまうことです。

アメリカでは違います。
スーパーなどでクレームを入れようとしても、店員からは「私に言われても知らんから、カスタマーサポートに連絡してくれ」など冷たい対応をされるのですね。
パリのスーパーにいたっては「二度と買わなくていいので、お帰りください」と、言われることも。
もちろん高級店などは別なのでしょうが、一般的な店ではこの対応が普通です。

だから、クレーマーに悩んでいる現場の人は、まずは「まともに取り合わないといけない」という思い込みを捨てることが大事です。
そのうえで「私には判断する権限がありません。上司から連絡させますので、ご連絡先をお伺いできますか?」という反応を、何度も繰り返すといいです。
クレーマーには自分の連絡先を知られるのを嫌がる人が多い。
だから、「上司から改めてご説明と謝罪をさせていただきたいので、ぜひ連絡先をお教えください」などと伝えると、勝手に追い込まれて帰ってくれます。