「カフェー=エロ」の時代があった?!純喫茶の歴史を深堀りしたら「不純なカフェー」に辿り着いた

1910年代以降、当時の繁華街だった東京・銀座を中心に喫茶店文化が発展し始めました。

当初のカフェーは、文化人たちが交流するサロンのような場所でしたが、1930(昭和5)年頃から、
女給(食事や飲物をサーブするウェイトレス)が客の隣に座り接待をする、
色っぽいサービスをウリにする店が急増します。

風紀の乱れが問題となり、1933(昭和8)年に「特殊飲食店営業取締規則」が発令されます。
女性が接待をする店は「特殊飲食店」として規制下に置かれ、
そうでない店を「純喫茶」と呼ぶようになりました。

以上が「純喫茶」が生まれた、おおまかな経緯です。

文化人のサロンが発祥だったはずなのに、どうして「不純」な店が増えてしまったのでしょうか?
日本の喫茶店の歴史を紹介しつつ、その経緯を読み解いていきます。
https://intojapanwaraku.com/culture/144336/