地方紙のような名を冠し、党派性の強い記事を発信するニュースサイトが米国で増殖している。
確認されているだけで、1200超。ジャーナリズムを装いつつ、質の低い記事を量産することから、加工肉の増量などのために混ぜ込まれるくず肉の俗称になぞらえて「ピンクスライム・ジャーナリズム」と呼ばれるが、その実体とは。

 今年5月31日、約3千人の生徒が在籍する米イリノイ州シカゴ郊外の「オークパーク&リバーフォレスト高校」。
会議を終えた事務局長のカリン・サリバンさん(57)のスマホに、
ワシントン・ポスト紙などの記者から身に覚えのない「ある記事」の確認を尋ねるメールが届いていた。



朝日新聞 2022年12月31日 12時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQDY5W79QD9UHBI033.html?ref=tw_asahi