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金持ちの田舎の地主が何者かに撲殺された
以前から諍いのあった元将校の長男が逮捕され、大学生の次男と修道僧の三男は弁護に奔走するも状況証拠が不利すぎる

しかし、家の料理人をしていた地主の私生児(≒カラマーゾフの兄弟の一人)が次男に犯行を告白
「実行犯は私だが、それに暗黙のゴーサインを出したのはあなただ」と述べた翌日自殺する

身に覚えがある次男は良心の呵責から、頭の中で悪魔と対話するほど精神的におかしくなり、法廷で錯乱して
「俺が殺したんだ、俺もこの裁判に集まった連中全員も、他人の死を期待する殺人者なんだ!」
と暴言を吐いてしまう

次男の恋人(長男の元カノ)は、次男が逮捕されるのを回避するため、隠し持っていた長男に不利な状況証拠を提出
長男のシベリア流刑が確定

次男三男は拘留中の長男に脱獄とアメリカ行きを勧めるも、長男は自分をキリストになぞらえ刑に服すると決断

しかし、真犯人は人畜無害で誰からも好かれる、当日アリバイのない三男であった