越年登山の山口県の60代男女4人が遭難 「気温下がり仲間が衰弱」と救助要請 八ヶ岳連峰石尊稜付近で日没のため行動不能に…ビバークして救助待つ

八ヶ岳連峰を登山していた山口県の60代の男女4人が遭難し、2日早朝から警察などが捜索する予定です。

遭難したのは山口県の60代男性3人と60代女性1人です。

1日午後9時半頃、このうちの1人から「日が暮れて雪洞を掘ってビバークしているが、気温が下がって仲間が衰弱しているので救助してほしい」と警察に連絡がありました。

警察によりますと、4人は八ヶ岳連峰の石尊稜付近(標高約2708m)を登山中に日没のため行動不能になりました。けがや体調が悪い人はいないということです。

現場は吹雪いていて、ビバークして一夜を過ごすとしていますが、装備は十分ではないということです。

4人は12月31日に美濃部口から入山し、山小屋に2泊して1月2日に下山予定でした。

警察や地元の山岳遭難防止対策協会救助隊らは2日午前4時から9人体制で地上から捜索する予定で、天候をみて県警ヘリで上空からも捜索するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd872eb5026a91ef9340e899d76b87f94b484cf2