1男6女の大家族…支えるのは“ワンオペ” 幹部自衛官ママ。働きながら子育ての“極意”は『適当感』。子供の「自主性」育む“裏ワザ” [718158981]
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1男6女の大家族…支えるのは“ワンオペ” 自衛官ママ 働きながら子育ての“極意”は『適当感』 子供の「自主性」育む“裏ワザ”とは
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あるご家庭をのぞき見!1男6女の大家族、ワンオペ育児をしているエリート自衛官でもあるお母さんから、大家族をきりもりするための極意を教えてもらいました。
■自衛隊幹部のもう一つの顔は…7人を育てる大家族のママ
京都・桂駐屯地。記念行事に集まった、多くの親子連れのなか、人波を縫って歩く制服姿の女性がいました。前田佳代さん(42歳)。イベントなど広報活動を統括する、自衛隊員です。明るくきびきびと働く彼女には、もう一つの顔があります。 実は前田さん、7人の子供のお母さん。ちなみに、お父さんは単身赴任中です。7人を実質一人で育てながら働いています。
--Q:一体どうしてそんなことが可能ですか?
【陸上自衛隊桂駐屯地 前田佳代三等陸佐】
「『何とかなるかな』って思ってやっているからですかね。“適当”で。適当じゃなかったらやっていかれへんかな」
テーマは”適当”?!前田さんの1日に密着すると、毎日を幸せに送るヒントが見えてきました。 ■エリート自衛官ママの1日に“密着” 早朝から大忙し
明け方、自宅を訪ねると大量の洗濯物と格闘する前田さんがいました。朝、起きてきた子供たちに「ごはん食べな?」と声を掛けます。
四女・葵乃(きの)ちゃん(小3)が手を伸ばしたのは、前田家の“パンカゴ”。朝食は、このカゴの中からそれぞれ自分で用意するのがルールです。
葵乃ちゃん、五女・智早(ちはや)ちゃん(4歳)に「ごはん食べへんの?」と声を掛けます。三女・彩巴(いろは)ちゃん(小5)も妹たちの髪の毛を整えています。妹の身支度は、お姉ちゃんたちがお手伝いするのがルーティーン。 【母親の前田佳代さん】
「誰?朝からプリンとか食べてるの!やめてよ」
【子供たち】
「いいやん！」
「朝にプリンは普通じゃない?」
午前6時50分。前田さん、自衛隊の制服である迷彩服を着て、出発です。
--Q:荷物が多いですね?
【前田佳代さん】
「これまだ全然少ないですね。おむつとか着替えとか、それぞれによって違うんですよ」
朝から準備した大荷物を抱え、保育園にはこの日も一番乗りで到着します。 すると…途端に「うえ～ん」と泣き出してしまう、末っ子の六女・紡希(つむぎ)ちゃん(2歳)。前田さんがぎゅっと抱きしめると落ち着きました。
「じゃあ、お願いします」と前田さん、きびすを返して出勤。ここから“仕事”モードです。
■ステップアップ諦めて、子供持つことを「選択」
徳島県で育ち、防衛大学へ進学した前田さん。過酷な訓練を乗り越え、いまでは司令業務室の室長です。
【女性の部下】
「話しやすくて、とても頼りがいがあります。私も同じ子持ちなので『こういうことあるよね』と話したり」
--Q:女性の室長はよくいる?
【女性の部下】
「いえ、今回（私の配属先では）初めてです」 それでも、子供を持つことは大きな選択です。同期の多くは、さらに上の階級へとステップアップする中、前田さんは家庭を優先し、選抜試験を辞退することに決めました。
【前田佳代さん】
「輝いている先輩・後輩・同期もたくさんいます。それでもやっぱり(子供たちは)自分が生きていく活力になっているので、子供がいるから仕事も頑張れたり、反対に子供とやり合ったから仕事もやる気がなくなったり。色々ありながらも、どうしても楽しい・かわいいが勝っちゃって、毎日やっているという感じです」 お昼を迎え、職場のデスクでランチです。
【前田佳代さん】
「すごい適当なお弁当(笑)」
おかずは、末っ子が朝食べ残したウインナー。
--Q:毎朝持ってくるんですか?
【前田佳代さん】
「いやいや毎朝じゃないですよ。持ってこられない時もあるので、売店で買ったりとか」
無理にルーティーンは決めません。ちなみに次女・來風(らいか)ちゃん(中1)は、自分のお弁当用に卵焼きを上手に焼いていました。自分のことは自分で対処できる子供たち。 --Q:前田さん、子育て自体に悩みはないんじゃないですか?
【前田佳代さん】
「思春期の子供に対する悩みの方がもっとしんどいから。一番上の子とは、すごく衝突するんです。『仲直りしよう』ってハグすると『気持ち悪い』って言われるんですけど。怒鳴り散らしてしまった時に、なぐさめるのも自分じゃないですか。自分一人で二面性を持って、怒るのと、褒めるのと」
子供たちとの向き合いは手抜き禁物。真剣です。
保育園の迎えを終え、帰宅したのは午後7時10分。夕食の準備かと思いきや…
【四女・葵乃ちゃん】
「お母さん、またランニング行くん?」
【前田佳代さん】
「行くよ」 ■忙しくても「自分の時間」を大切に
前田さん、迷彩服のまま走り出てしまいました。実は、この週2回のランニングこそ、前田さんが唯一ひとりになれる時間なのです。
【前田佳代さん】
「はやりの音楽を大きい音でかけて。結構気持ちよく」
どんなに忙しくても、自分の時間を大切にします。さらに休日は趣味に没頭！子供を背負い、毎週のように登山を楽しんでいるというから驚きです。
【前田佳代さん】
「自分じゃ気付かないことを気付いて話してくれたり。『鳥がいる』とか。発散はすごいできてるんですよ」
楽しい時間を率先して作る前田さんを、小学生の2人はいつもそばで見ています。
【四女・葵乃ちゃん】
「お酒飲みながらギター弾いて。それで私たちが踊ってんねん」
【三女・彩巴ちゃん】
「せやで。歌ったり」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
