行政は ひとが死ぬまで うごかない

衝突され車炎上し4人死亡 軽乗用車側が優先道路 福島・郡山
2023年1月3日 23:48
https://kahoku.news/articles/20230103khn000038.html

地元住民「見通し悪く、優先分かりづらい」

 郡山市大平町の市道交差点で車同士が衝突し軽乗用車の4人が死亡した事故から一夜明けた3日、地元住民からは「危ない交差点だとみていた。心配していた事故が起きてしまった」と残念がる声が上がった。

 現場近くに工務店を構える池浦貴美夫さん(79)は「どちらが優先道路なのかは、地元の人でないと分かりづらいかもしれない。いつか事故が起きるのではないかと感じていた」と表情を曇らせた。

 大平町地区で町内会長を務める伊藤好弘さん(75)は交差点の見通しの悪さを指摘し「交差点を車で走行中に何度もヒヤリとしたことがある」と振り返る。昨年は交差点でバイクの自損事故もあったという。

 交通量が少ないためか、速度を上げて通過する車が多い上、角ののり面で視界が遮られがちになる。町内会は、視界を良くしようと2021年秋、のり面の草刈り実施を市に要望し、実現したことがある。

 伊藤さんはさらに、「止まれ」の標識やミラーなどの設置を関係機関に働きかけられないか探り始めたところだった。伊藤さんは「二度とこのようなことが起こらないよう、近く市に対策を求めたい」と語った。