1月4日から、国土交通省は車検証の電子化を開始した。新規登録や継続検査などで、新しく車検証が発行される場合「電子車検証」が交付される。

 サイズは従来のA4サイズ(297×210mm)から、A6サイズ相当(177.8×105mm)の厚紙に縮小される。さらにICタグが貼付けられ、電子車検証の券面には、変更登録などによる記録事項の変更を伴わない基礎的情報のみを記載し、そのほかの情報はICタグに格納される。

 ICタグに格納される情報は、「車検証の有効期間」「所有者の氏名・住所」「使用者の住所」「使用の本拠の位置」等。これらの情報は、パソコン上で汎用のICカードリーダーを使ったり、スマホのアプリを使ったりして確認することとなる。
パソコンやスマホ等で閲覧できない人のために、制度開始から最低3年間は、従来の車検証と同等の情報が記載されている「自動車検査証記録事項」も交付される。

 電子化されたからといって携帯しなくていいわけではなく、いままでと同様、車両運行時にはICタグのついた紙の車検証を携帯する必要がある。

 またICタグのコストを転嫁するため、手数料が以下のように値上がりした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4a0b8f0520b954836fd6e08741dac0a83aac926