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つづき

「Kilpatrick Townsend & Stockton(キルパトリック・タウンゼント & ストックトン)」の弁護士 R. Charles Henn Jr.によると、〈adidas〉は〈Thom Browne〉がスポーツウェアカテゴリーにより多くの注目を集めるため、故意的にスリーストライプスに酷似したマークをデザインに取り入れたと考えているとのこと。
さらに、〈adidas〉はスリーストライプスを1952年以来使用し続けていると述べ、同社が広告に年間約3億ドルを費やし、このトレードマークを使用した製品の売上高は31億ドルにおよぶことも明らかにしている。
これにより、〈adidas〉は〈Thom Browne〉に対し、ライセンス料として86万7,225ドル(約1億1,500万円)の損害賠償と、2~4本の平行線をあしらった製品で700万ドル(約9億3,000万円)の利益を得たと主張し、同額の支払いを追加で請求。

さらにR. Charles Henn Jr.は、〈adidas〉アンバサダーのLionel Messi(リオネル・メッシ)が2018年当時所属していたFCバルセロナと〈Thom Browne〉によるパートナーシップや、
〈adidas〉が長い間関係を築いてきたNBAのクリーブランド・キャバリアーズ所属選手たちへのオーダーメイドスーツを同ブランドが製作したことに関しても言及。
ストライプを使用した高級ブランドのテーラードスーツが消費者を混乱を招いたとしている。加えて〈adidas〉は、両ブランドが異なる市場に存在していることは認めつつ、
2007年に〈Thom Browne〉の3本のストライプ模様に気付いた際には、すぐさま4本へと差し替えられたと主張。R. Charles Henn Jr.は、この変更を踏まえても、
2,400人の消費者の26.9%が〈Thom Browne〉のストライプのアイテムを〈adidas〉のデザインと誤解しているとの調査結果も明かしている。


以下ソース

(おわり)

【参考】

トムブラウン
https://cdn-images.farfetch-contents.com/18/43/96/90/18439690_40342894_800.jpg
https://cdn-images.farfetch-contents.com/18/44/05/85/18440585_42276795_800.jpg

ニッセン
https://www.nissen.co.jp/img/item/CHD71/CHD7119B0020/CHD7119B0020_x_a001.jpg

吉川家
https://sengoku-g.net/img/c42.png