https://news.livedoor.com/article/detail/23489903/

 神戸市交通局は5日、市営地下鉄西神中央駅(同市西区)で4日、ホームにいた女児が停車中の電車の運転席に立ち入り、機器を操作するトラブルがあったと発表した。

 電車は終点の同駅に到着後、折り返し運転のため運転士と車掌が先頭と最後尾の乗務位置を交代する途中で、運転士が内規に反して運転席の扉の鍵をかけていなかった。

 同市交通局によると、4日午後7時55分頃、発車前の西神中央発新神戸行き電車(6両編成)の運転席に、女児がいるのを車掌が発見。女児は約3分間、機器を触っており、車内の照明や行き先の表示が一時消えた。電車は動かせない状態だった。

 運行への支障を確認する作業が行われた影響で計23本が最大18分遅れ、約3000人に影響が出た。

 女児は車掌に注意されて運転席から出たが、その後、別のホームの電車の運転席にも立ち入った。この電車も無施錠で、市交通局は「迷惑をかけ、深くおわびする。施錠を徹底する」としている。