日本のニワトリ抗生物質にまみれ…

「ブロイラーは病気になりやすいという理由で抗生物質が与えられますが、これは成長促進の目的もあります。
抗生物質を投与すると、鶏が短期間で太るため、エサ代などの節約になるからです。

耐性菌の入った鶏肉を健康な人が食べても問題は少ないとされているが
高齢者などが摂取すると、病気治療の際に抗生物質が効かなくなる可能性が指摘されている。

厚労省の調査によれば、'15~'17年度の間に国産の鶏肉の59%から薬剤耐性菌が検出されている。
ちなみにブラジル産などの鶏肉では34%。いかに日本の鶏が薬漬けかがわかるだろう。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81209?page=4


東北大学名誉教授の佐藤衆介氏が語る。
「ヨーロッパでは、鶏は一羽丸ごとで出荷することが多いのですが、
日本ではカットして精肉の状態で出荷するのが基本です。
一羽丸ごとだと、皮膚に炎症によるシミなどがあれば、肉としてのグレードが落ちる。
しかし、日本ではシミのある部分はカットしてしまえばいいという考え方です。
丸鶏出荷となると、生産者の側も綺麗に育ててあげなくてはならないという意識が働きますが、
日本の場合はそれがないのです」