東京都内になくても、名称に「東京」が入る会社やマンション・アパート、店舗は多い。大きな意味での東京圏という意味なのだろう。当然、イメージをよくしたいという思いも働いている。首都圏以外でも、知名度の高い中心都市の名称を冠することはよくあり、特に珍しいことではない。しかし、千葉県では県のシンボルとなるような大型施設の名称にまで「東京」が頻繁に使われている。2004(平成16)年には民営化に伴い「成田国際空港」に改名したものの、新東京国際空港(成田市)、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー(ともに浦安市)、東京ドイツ村(袖ヶ浦市)など、ベイエリアでは「東京湾」に面しているという理由で「東京」を使用する施設が多い。ここまで主要施設に他の都市の名称を使用する県も珍しい。

 もちろん、背景にはイメージをよくしたいという思いが強くあることは間違いない。また、そのほかの大きな理由のひとつとしては「CHIBA」という言葉の響きが英語の薬物を意味するスラングに似ており、外国人には印象がよくないことから、外国人の利用が多い施設において敬遠されたということもある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb2bf845f7b934874e7221f829b4c766558e3e4

英語圏のスラングを扱うUrban Dictionaryなどのサイトによると、チバはアメリカの東海岸ではマリファナ、西海岸と一部の中西部ではヘロインを意味するとある。本来の綴りは「chiva」だが、「cheeba」、「chiba」、「cheba」など、チバに近い言葉は多数ある。スラングゆえに地域性が強く、意味が一定しないが、どれもマリファナやヘロインを意味している。
https://j-town.net/2016/03/24223413.html?p=all