100年ぶりの再投票に突入していた米下院議長選は7日未明、通算15回目の投票でついに決着した。

多数派の共和党で造反していた議員らが説得に応じ、
ケビン・マッカーシー下院院内総務が過半数の支持を得て、正式に議長に選出された。

 下院議長選が再投票にもつれこんだのは、1923年以来100年ぶり。
投票が15回も続くのは、164年ぶりという歴史的に異例の事態だった。
下院は機能不全が続いてきたが、ようやくほかの議事に進むことが可能となる。

 下院(定数435、欠員1)では、共和党222人のうち6人の強硬派が最後まで造反を続けていた。
だが7日未明に実施された15回目の投票では6人のうち全員が、どの候補も支持しない白紙投票にあたる「出席」を宣言。
これを除き、有効票428票のなかで、マッカーシー氏が216票を獲得し、初めて過半数に届いた。

 民主党は212人全員が、党下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務に投票した

https://www.asahi.com/articles/ASR174433R17UHBI00F.html