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国も認めた「美しいゴキブリ」 沖縄・宮古島で新種発見
 2021/06/30 21:00

宮古島で見つかったベニエリルリゴキブリ(柳澤静磨さん提供)
宮古島で見つかったベニエリルリゴキブリ(柳澤静磨さん提供)
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 鹿児島大学などの研究チームは、ゴキブリの新種を沖縄県の宮古島で発見した、と発表した。日本動物分類学会の英文誌「スピーシーズ・ダイバーシティ」電子版に17日掲載。国内のゴキブリは62種となった。

 羽の根元に紅色の襟のような模様があることから「ベニエリルリゴキブリ」と命名した。全長は1.3センチほどで、オレンジ色の帯のような模様が特徴。DNA解析で新種と分かった。

 研究チームは昨年11月、国内で35年ぶりとなる二つの新種を発見したと発表。うち与那国島にのみ生息するウスオビルリゴキブリとともに、種の保存法で緊急指定種となり、7月1日から3年間は捕獲や販売ができない。

 共同研究者の鹿大農学部の坂巻祥孝准教授(51)=害虫学=は「国も貴重な虫だと認めてくれた。森の分解者として有益で、美しいゴキブリがいることを知ってほしい」と語った。
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