新潟アイス屋の“ぶっ飛び”広告が4日で1000万再生、売上は3倍に 広がる「ローカルCM」の可能性

 新潟のご当地アイス『もも太郎』で知られるセイヒョー。
先月、おじいちゃんとおばあちゃんが学生服を着て“少女漫画風”に恋に落ちる動画が
『アイス屋さんがCMに本気を出した結果』と題してネット上で公開されると、
「ぶっ飛んでて好き」「こんなに目が離せないCMはじめて」などのコメントが寄せられ、再生数はわずか4日で1000万回を超えた。
大正5年創業の同社がいま、CMで“本気を出してきた”理由とは。

■シニア版“花男”…? 創業100年超の老舗が今更CMに“本気”出してきた理由とは

 動画の物語はこうだ。出演者はすべて高齢者。女学生に扮したヒロインは、学園内で同社のかき氷バー『もも太郎』を堪能しながら歩いている。
そこに高慢で俺様キャラの財閥の御曹司“佐渡”と衝突。“佐渡”はヒロインに突如、「お前今日から俺の召使いな」と言い放つ。

 当然、反発するヒロイン。だが“佐渡”は「うるせぇ口だな」と、そのヒロインの頬をがしっと手で掴み、その目を覗き込む。
強引なアプローチにヒロインは思わず「とぅんく」と、ときめいてしまう。うっとりと目をつぶるヒロイン。
佐渡はその口に、同社のアイス『佐渡の藻使用塩キャラメル』を送り込む。

 何もかもが予想外の俺様行為。思わずヒロインは「何?この濃厚なハーモニー。これがオトナの味ってワケ?」と、“佐渡”とその味に心を奪われる。
──その様子を遠目で見ていたのは学園のお金持ちたち、“牛乳バニラ”、“越後姫”、“村上緑茶”、“ル レクチェ”の4人。
同社のアイスセレクションの商品の擬人化だ。そして“ル レクチェ”はこうつぶやく。「フ~ン、オモシレーオンナ」……。

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