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韓国野球委員会(KBO)は2023年1月4日、今年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の最終登録メンバー30人を発表した。

海外組は大リーグ・パドレスの金河成内野手(キム・ハソン、27)、パイレーツ崔志萬内野手(チェ・ジマン、31)、カージナルスのトミー・エドマン内野手(27)らが選出され、
韓国リーグからは、元中日ドラゴンズの李鍾範(イ・ジョンボム)氏の子息で昨季リーグMVPの李政厚外野手(イ・ジョンフ、24)などが選ばれた。

■国内リーグ今季15勝右腕は選出されず

今季国内リーグで15勝をマークした速球派右腕・安佑鎮投手(アン・ウジン、23)は、高校時代に起こした暴力事件の影響で選出されなかった。
複数の地元メディアによると、安の代表選出をめぐり「選ばれるべきではない」との世論が多かったという。
韓国は1次ラウンドで日本と同じプールBに属し、3月9日に東京ドームで行われる初戦でオーストラリア、10日の第2戦で日本と対戦する。
日本のライバルとなる韓国メディアはWBC代表メンバーを一斉に速報し、各メディアがそれぞれ特集記事を組んだ。
スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、自国代表と日本代表の力を比較しながら代表を率いる李強喆(イ・ガンチョル、56)監督の戦略を解説した。
同メディアは「WBC代表チーム、日本ではなくオーストラリア戦に全力注ぐ」などのタイトルで記事を公開。
韓国は1次ラウンド初戦のオーストラリア戦で敗れた場合、1次ラウンド通過が難しいと判断しオーストラリア戦勝利を第1目標にしたと伝えた。
現実的に韓国が日本を超えるには力不足 李監督はオーストラリア戦に合わせて選手を選出し、
右投手を多く抱えるオーストラリアに対して8人の左打者を代表に選出したと説明した。
一方でオーストラリアの打撃陣はフォークボールなど落差の大きな変化球に弱いとし、変化球を得意とする2人の投手を選出したという。

日本は大谷翔平投手(エンゼルス、28)、ダルビッシュ有投手(パドレス、36)ら世界最上級の選手で代表チームを構成するため客観的に見て日本がプールBの1位候補であるとし、
韓国とオーストラリアが2位をめぐって争うだろうと分析した。
同メディアは別の記事で、最強メンバーを揃える日本は韓国にとって大きな障害になり、現実的に韓国が日本を超えるには力不足だと指摘。
https://news.yahoo.co.jp/articles/107690b16062a801900de1458e306c0b2266df7a