なるほどね

 西宮神社での大マグロ奉納は1970(昭和45)年、阪神間や神戸市東部の市場が合併して発足した神戸市東部水産物卸売協同組合などが、その年の大漁を願って始めた。毎年マグロとタイが納められるが、マグロは大きすぎて本殿に置けず、参拝客の手が届く拝殿に供えられたという。
 では、硬貨はいつから張り付けられるようになったのか? 「私たちにも分かりません」と同神社の吉井良英・権宮司(58)は打ち明ける。
 マグロは凍っていて乗せた物がすぐには滑り落ちない。これに目を付けた参拝客の一人が、おさい銭のつもりか、マグロの体に吸い付かせて置いたのでは-と吉井さんは推測する。それが「お金が身に付く」という縁起物になり、こぞって張り付けられるようになった、というわけだ。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202001/sp/0013018236.shtml