サイ密猟、昨年はゼロ 1977年以来 インド国立公園
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【ニューデリー・ロイター時事】絶滅の危機にひんしているインドサイの世界最大の保護区であるインド北東部アッサム州カジランガ国立公園で、昨年の密猟がゼロだったことが、州警察当局の統計で分かった。

 1977年以来という。

 カジランガ国立公園には、全体の3分の2に当たる2200頭のインドサイが生息している。インドサイの角は東アジア諸国で薬や装飾品として高値で売れるため、2000~21年には密猟で190頭以上が殺された。

 州警察によると、昨年は密猟者58人が拘束された。警察幹部は「密猟組織に圧力をかけ続ける必要がある」と述べ、密猟ゼロが常態となるよう取り組みを続ける決意を示した。