【速報】山上容疑者の170日間の「鑑定留置」終え、身柄が大阪拘置所から奈良西署へ戻る 殺人と銃刀法違反の罪で13日起訴へ 100万円超の現金など全国から“支援”差し入れ 食料などは児童養護施設に寄付 安倍元首相銃撃事件

安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)の刑事責任能力を調べるための170日間にわたる鑑定留置が10日終わりました。

10日午後2時20分ごろ、長期間にわたる鑑定留置を終えた山上容疑者を乗せた車が大阪拘置所から出て、午後3時10分すぎに奈良西警察署に到着、身柄は再び奈良西署に戻りました。

山上容疑者は去年7月、奈良市の近鉄・大和西大寺駅前で安倍晋三元首相を銃撃し殺害した疑いが持たれています。

この事件によって、旧統一教会と政治の関係や、いわゆる「宗教2世」の苦悩が注目されるようになりました。

山上容疑者の近況について、親族によると、山上容疑者のもとには、全国から衣服や菓子などの食料が大量に届いていて、消費し切れない分については山上容疑者の意向で児童養護施設などに寄付しているということです。

また、現金の差し入れも多くあり、既に100万円以上が送られてきているということです。

山上容疑者は、親族と手紙のやりとりをしたり、英検など資格取得の参考書を読んだりして過ごしているということです。

また、弁護士によると、自分で新聞や週刊誌を購入して自分の事件の記事を読んでいるということです。

奈良地検は鑑定留置の結果、責任能力を問えると判断し、勾留期限となる1月13日に山上容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴するとみられます。

ほかにも、旧統一教会の関連施設が入るビルで自作の銃の試し撃ちをしたという供述などから、警察は、建造物損壊や武器等製造法違反などの疑いでも立件を検討しているということです。
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