兵庫県姫路市の高校のソフトボール部で、顧問の教諭が女子生徒のほおをたたいて、あごが外れるけがを負わせた問題で、警察は11日、40歳の元教諭を傷害などの疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは兵庫県姫路市の姫路女学院高校で、ソフトボール部の顧問を務めていた40歳の元教諭です。

捜査関係者によりますと、元教諭は去年9月、ソフトボール部の地区大会の会場で、1年生の女子生徒のほおを平手でたたき、あごが外れるけがを負わせたなどとして傷害と暴行の疑いが持たれています。

この問題は、去年10月に明らかになり、当時、学校の聞き取りに対し、元教諭は、女子生徒がユニフォームを忘れて報告しなかったことなどに腹を立て、体罰を加えたと説明していました。

警察は、女子生徒側から被害届を受けて、元教諭や学校関係者から話を聞くなどして調べを進めてきましたが、11日に元教諭を神戸地方検察庁姫路支部に書類送検しました。

これまでの任意の調べに対し、容疑を認めたうえで、「けがをさせたことを深く反省しています。被害者には大変申し訳ないことをしてしまいました」と話しているということです。

問題の発覚後、元教諭は懲戒解雇の処分を受けています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230111/k10013946621000.html