欧米を歴訪中の岸田文雄首相は11日午後（日本時間同日夜）、ロンドンでスナク英首相と会談し、自衛隊と英軍が共同訓練などで相互に訪問する際の法的地位などを定める「円滑化協定」に署名した。昨年1月の豪州に続いて2カ国目となる。
円滑化協定を結ぶことで、自衛隊、英軍双方の隊員の入国や、艦船の寄港、武器弾薬の持ち込みの手続きなどが簡略化される。岸田首相は署名後、記者団に「日英の安全保障、防衛協力を新たな高みに引き上げる。『自由で開かれたインド太平洋』（FOIP）の実現に向けた動きがさらに進展することも期待したい」と述べた。
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