障害者の法定雇用率、2.7%へ 現行の仕組みで最大幅の引き上げ
スクープ
2023/1/13 20:19

 厚生労働省は、障害者雇用促進法に基づき企業に義務付けられている障害者の雇用割合(法定雇用率)を、現在の2・3%から2・7%に引き上げる方針を固めた。0・4ポイントの引き上げ幅は、現行の仕組みになってから最大となる。

 18日に開かれる厚労相の諮問機関「労働政策審議会」の分科会に引き上げ案を示す。企業側が受け入れ態勢を整えるための期間を考慮して、2段階での引き上げを考えており、来年4月にまず2・5%とし、2026年度中に2・7%にする予定だ。

 雇用率が民間より上乗せされている国や地方公共団体などは3・0%、都道府県の教育委員会は2・9%に上げる。民間企業と同じ0・4ポイントの引き上げ幅で、同様に来年4月と26年度中の2段階で実施する。

※略※

https://mainichi.jp/articles/20230113/k00/00m/040/287000c