ドーピング陽性のワリエワ、ロシア調査「過失なし」 WADAは懸念

昨年2月に発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア=16)のドーピング問題をめぐり、調査をしていたロシア反ドーピング機関(RUSADA)が「過失なし」と結論づけていたことが明らかになった。

世界反ドーピング機関(WADA)が13日、報告を受けたと発表した。

ドーピング検査で陽性反応は出たものの、RUSADA内の懲罰部門は選手自身に「何の過失もない」と判断したという。

検体を採取した2021年12月25日の成績は失効されるが、そのほかは制裁は科されないとしている。

ただ、処分は「最終決定」ではない。

WADAは今回の結果に懸念を示し、詳細が書かれた報告書のコピーの提出をRUSADAに要求した。WADAの規定に沿って適切に判断されたかなどを検証するという。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR1G142LR1FUHBI036.html?iref=sp_new_news_list_n