>>56
せっかくだから
その話も藤巻の説を交えて説明するか

オーストラリア中央銀行が債務超過になっても平気なのに
日銀がなんでヤバいか


①債務超過が一時的
オーストラリアの場合には額も小さいし、通貨発行によって、いつか償却できるとしている。
この辺はようは通貨発行が、通貨下落を引き起こさずに、経済成長と共に、あるいは経済成長を引き起こす要因として、
発行ができるという前提がある。日本は、額も膨大になると予想されるうえに、異次元の金融緩和の失敗のように、日銀が通貨発行で「次第に返す」目途が無い。

②債務超過が銀行システムの危機によるものであり中央銀行のオペレーション自体は健全である

この場合も日本は、日銀の債務危機が、すなわち、金融オペレーションを更に縛ることを意味する。
日銀が金利政策と、通貨政策を失うことになる。
オーストラリアは①の理由があるから、返す目途を多少ズラす程度の感覚で、金利政策も取れるし
そもそも現状で、極端な金利政策はとってないので柔軟性もある


③政府の財政が健全であり税金で中央銀行の足りなくなった資本を補填できる。

これはいわゆる、日銀、増資論ね。前までは、これを言ってた日銀OBの体制派の証券マンとかもいたけど
増税地獄で日本経済死んでるんで、もう言う奴はいなくなった


こんなとこだね。
藤巻に付け加えるなら
④資産売却が市場に破局的な影響をもたらさない。または連鎖的な現象を起こさない。

これね。④はようするに日銀の株式保有問題。
日銀が「国債をこれ以上買えなくなる、あるいは、買い控える」という予想で、国債が崩壊するように
日銀が「株をこれ以上買えなくなる、あるいは買い控える」という予想で、株式市場が崩壊する、当然、それは日銀の債務超過を激増させる