火葬後の遺骨を別の遺族に案内 途中で気づく 三重・伊賀の斎苑
2023/1/14 10:48

 三重県伊賀市は13日、「伊賀市斎苑」(同市西明寺)で火葬した遺骨を遺族が骨つぼに収める収骨で、担当者が別の遺族に案内をしたと発表した。

 市によると、市が5年前から火葬場の業務委託をしている安全警備(同)の社員が13日午後、氏名の確認をせずに別の遺族を収骨室に案内した。収骨の途中で別の社員が本来の遺族が別室にいるのに気づき収骨を止めた。

 本来の遺族は残っていた遺骨を新しい骨つぼに収骨した。市と同社は火葬場で遺族に謝罪した。誤って案内された遺族はその後、本来の遺骨を収骨した。同社の矢部敏光社長は「最後のお別れで重大なミスをした」と話した。市と同社は改めて両遺族に謝罪する。【大西康裕】

https://mainichi.jp/articles/20230114/k00/00m/040/053000c