https://news.yahoo.co.jp/articles/fda6a9388e798c38a2b3bce3709eef99e4ce073c

新型コロナ 増えている死亡者について医師は…

新型コロナウイルスについて、最近、特に増えているのが新型コロナで亡くなる人の数です。
原因について取材すると、以前とはケタ違いの感染状況が影響しているようです。

新型コロナで死亡が確認されたのは12日は全国で489人。一日の人数としてこれまでで最も多くなりました。
福島県内でも亡くなる方が増えていて、年が変わってからすでに60人の死亡が確認されています。

こうした状況について、専門家は…。
■福島県立医科大学 山藤栄一郎教授
「感染者に占める死亡者の割合が低下していても、感染者の数自体が大幅に増えてしまうと死亡者の数自体も増えてしまうから、死亡者も増えているというような状況です。」

県内では、1月12日、いわき市で354人、郡山市で330人、福島市で209人など、1988人の感染を確認しました。

オミクロン株の流行後、福島県内では1日あたり4ケタにのぼる感染者が相次いでいます。
こうした、数字以上に深刻な現状もあるといいます。

■県立医大 山藤栄一郎教授
「コロナの死者数にはカウントされていませんが、療養が解除された後、食欲が戻らず衰弱するように亡くなる方もいらっしゃいます。死者数には、入っていない方でも亡くなっている方は、増えているという風に思っています。」

さらに、今はインフルエンザの流行も始まっています。
できるだけ、感染を防ぎ、感染者数を減らしていくことが重要です。
■県立医大 山藤栄一郎教授
「本来、救える命も救えないという状況になってしまいますし、重症化リスクの高い人からすれば、周りの人が感染対策をしなくなってしまうと、安心して行動できないので、屋内での持続的な換気とか声を出すときにはマスクをする。感染対策は継続していただきたいと思います。」

亡くなる人を減らすには、感染者数を抑えること。
そのためには「持続的な換気」距離が取れない場面でのマスク着用など対策を継続することが必要です。