台湾の最新世論調査「中国は軍事侵攻しない」が約6割の“意外”。なぜか日本は「侵攻懸念」が8割超で…

ウクライナ危機が深刻化するなか、アメリカの台湾防衛への信頼感が低下していることが、台湾で実施された複数の世論調査から明らかになった。
バイデン大統領が「ウクライナに派兵しない」と明言したことが影響した可能性もある。
「中国がこの機を利用し台湾に侵攻するか」との質問に対し、「心配していない」が回答の過半数を占めた調査もあり、中国との軍事緊張下にある台湾市民の冷静な現状認識が伺われる。
アメリカの台湾防衛「信じる」は3割

今日のウクライナは明日の台湾 ——。ロシアがウクライナ侵攻を決行して以来、台湾の蔡英文政権や同国メディアはウクライナと台湾を重ね、台湾統一を「歴史的使命」にする中国が軍事侵攻を急ぐのでは」との危機感を煽ってきた。日本でも同様だ。
そんななか、ロシアの侵攻開始(2月24日)からほぼ1カ月が過ぎた3月22日、台湾の大手ケーブルテレビ局TVBSが行った世論調査の結果を発表した。

https://www.businessinsider.jp/post-252436