「東日本大震災の発生直後、原発事故のせいで津波で被災した地域に捜索隊が入れなくなって
実家で暮らす病気の父親が地域に取り残されたままの男性が数日後に業を煮やして避難勧告無視して実家に救助に向かったら
町も自宅の一階も津波でやられたが、父親が療養していた二階は無事で、その二階で父親は布団に寝た状態で腕を上に突き出し苦悶の表情で亡くなっていた」
という被災者への取材が朝日新聞の「プロメテウスの罠」の初期の記事にあったな。

消防団の男性が夜までかかって一人で被災地に駆け付けたとき、津波で建造物が押し流され停電で真っ暗闇になった荒野に向かって大声で呼びかけると
かすかな応答やうめき声があちこちからかえってきて、「必ず戻ってくる」と叫んでその場を離れたけど
原発事故のせいでそこに入れなくなり、けっきょく救助に行けなかった、というエピソードもあった。

地震や津波で即死を免れたのに、原発事故のせいで救助されずそのまま死んだ人間は他にも山ほどいるだろうよ。
なんで12年経っても麻生がそのことを認識していないのかは全く謎だがね。
高千早苗が2013年に今回の麻生と同じ発言して猛烈に批判されてるから、この記憶喪失っぷりはもう自民党の体質的なものなのかもね。