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カエルに魅せられた小学生「かえるクン」 カエルへの情熱が生み出した奇跡 夢は「自分の水族館を建ててそこの学芸員になる」

カエルの沼にハマり、自作の骨格標本まで作ってしまうほどのカエル好きの男の子、人呼んで「かえるクン」こと中西瑠煌斗くん。そんな「かえるクン」が起こした奇跡とは?

■小学5年生でカエルの虜に…!?
山形純菜キャスター:
人呼んで“かえるクン”こと中西瑠煌斗(るきと)くん、富山県に住む小学5年生です。瑠煌斗くんがカエルを好きになったきっかけなんですが、小学一年生のとき、おじいさんの家でモリアオガエルを偶然見つけた際になぜかわからないけどワクワクした、と言葉にならない感動を覚えたそうです。その後いろいろカエルについて調べていき、カエルの虜になったということです。現在は自宅でカエル7匹を飼育中。そして、カエルの生態の研究もしています。

この瑠煌斗くんの主な研究はフィールドワークなんですよね。カエルの生態は自然で観察するのが一番と話すように、自宅近くの田んぼや山に行って観察を続けているそうです。現在カエルは冬眠中なんですが、春先冬眠から目覚めると、瑠煌斗くんの生活にもある変化が起こります。それが起床時間なんです。今は午前6時30分に起きているんですが、午前5時起きになるんですね。なぜかといいますと、学校に行く前に山に行ってカエルの観察を行う。ゴールデンウィーク明けから6月まではもうほぼ毎日、観察しに行っているということなんですよね。

ホラン千秋キャスター:
誰かと一緒に行っているということですか?

山形純菜キャスター:
車で15分ほどかかるので、お父様お母様と一緒に行って観察を続けているということです。

ホラン千秋キャスター:
ご家族全員で早起き…

米・イェール大学助教授 成田悠輔氏:
朝5時…すごい情熱ですね…

ホラン千秋キャスター:
成田さん、まだ寝てないんじゃないですか?

米・イェール大学助教授 成田悠輔氏:
ちょうど寝るくらいですね

日比麻音子キャスター:
真逆の…

■研究熱心 “かえるクン”の夢は?
山形純菜キャスター:
そんな瑠煌斗くんの夢なんですが、自分の水族館を建てて、そこの学芸員になりたいということなんです。実はこのカエルへの情熱が今回ある奇跡を起こしました。

なんと本物の水族館でお客さんを目の前にカエルの解説をしています。親交のある水族館に以前からカエルについて解説したいと相談していまして、今回その夢が叶いました。なんと瑠煌斗くん、内容やイラストなど、全て自分で考えているものなんですよ。とっても上手ですよね。実は着ている白衣も、自分でイラストを書いてます。

ホラン千秋キャスター:
研究内容もそうですけど、見て楽しんで、ただ観察するだけじゃなくてそれを記録に残したり、誰かに伝える教材におこしたり、すごい才能ですよね。

成田氏:
被り物まで作っててすごいですよね。そこらのタレントさんより完成度高いんじゃないんですか。

山形純菜キャスター:
白衣も、さかなクンを見て僕も作りたいとうことで、カエルくんとして着用しているということです。今回のイベントについて瑠煌斗くんに出来栄えを伺いました。
「80点。台本を見ないで、もっと自分の言葉で伝えたかった」

日比麻音子キャスター:
この言葉、アナウンサーとしてもすごく身にしみますね。自分の言葉で伝える、大事ですね。

山形純菜キャスター:
魚津水族館の学芸員さんにもお話伺いました。小学校1年生の頃から親交のある不破光大さんによると、「瑠煌斗くんのカエルへの情熱と知識を知っていたので迷わずOKしました。好評につき、来月以降にもう一度お願いします」と大絶賛しているんですね。

ホラン千秋キャスター:
お子さんの好きなことであったり得意なことを伸ばしてあげるっていうのは、幼少期の体験としてどれくらい重要なものなのでしょうか?

成田氏:
個性を伸ばすっていうと、耳障りがいいじゃないですか。でも普通は心配になっちゃうものだと思うんですよ。なんか自分の子供とかがずっとカエルと向き合ってたら、この子将来どうなっちゃうのかしらみたいに思う親も結構多いんじゃないかと思うんですよね。そう考えると、心配になったりするのは鈍感力を発揮して放置してあげるっていうのが大事なんだろうなと。カエルくんも多分いろんな人の期待とかを背負うと思うんですが、自分の世界を突き詰めてもらえたらなと。