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防衛省は13日、部下数十人に対し、人格を否定する暴言や膨大な業務の強要などを繰り返したとして、海上自衛隊幹部学校の50代の男性1等海佐を2階級降任の懲戒処分にした。十分な調査をせず、事実と異なる結果を報告したとして、当時の上司だった50代の男性海将補も1階級降任の懲戒処分とした。海将補は1佐への降任に伴い定年となり、同日付で退職した。

海自によると、1佐は令和元年年9月から昨年2月、当時所属していた部隊で、部下を指導する際に「インテリ野郎」「バカ」「制裁してやる」などと発言。帰宅するのが難しくなるほどの業務を押しつけ、数カ月間の自宅療養となった隊員もいた。海将補は調査に当たったが、数人に事情を聴いただけで「パワハラの事実はない」と報告。その後、海上幕僚監部が直接調べて、パワハラの事実が判明した。

パワハラで海自1佐降任 不十分調査の上司も懲戒
https://www.sankei.com/article/20221213-AD4BPWOV4NKOJMH5ZADMJQTF2Y/