妊娠中の低たんぱく、子どもに影響=発達遅れの傾向―山梨大

三宅氏らのチームは、妊婦の栄養調査を基に、母親を、妊娠初期のたんぱく質のエネルギー比率が9.39%未満の「極端な低たんぱく質」(約1400人)、9.39%以上13%未満の「低たんぱく質」(約2万9200人)、13%以上の「標準」(約4万6600人)の3グループに分け、子どもの発達の度合いを5項目から評価する質問票の回答との関係を分析した。

その結果、「標準」の母親から生まれた子どもに比べ、「極端な低たんぱく質」の母親から生まれた子どもは、話す・聞くなどの「コミュニケーション能力」、指先で物をつかむなどの「微細運動能力」、手順を考えて行動する「問題解決能力」の3項目で発達に遅れが出る傾向があることが分かった。
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