(CNN) 世界で最も寒い都市とされるロシア極東ヤクーツクの気温が零下62.7度を記録した。気象学者によると、この20年あまりで一番の冷え込みとなる。

ヤクーツクでは2日前、零下50度を記録していた。 シベリア東部に位置するヤクーツクはこのところ、異常に長い寒波に見舞われている。
ロシアでは現在、広い範囲で記録的な低温を記録している。

1月はヤクーツクでも最も寒い月となる。大半の住民は凍(い)てつく気温に慣れているものの、暖かく過ごすために特に念入りな対策を講じている。
寒すぎる空気は露出した皮膚に凍傷を引き起こすリスクが常にある。
2枚のマフラーに手袋や帽子、フードを何枚も着込んだ住民はロイター通信に「寒さとは戦えない」とコメント。「適応して状況に合った格好をするか、苦しむかのどちらか」と語った。
地元の市場で凍った魚を売っていた別の住民によると、鍵となるのは重ね着だ。
「とにかく暖かい格好をするしかない。キャベツのように何枚も着込む」と語る。
2018年には、あまりの寒さにまつげが凍ったという住民も出た。
ヤクーツクは人口約35万5000人で、冬はロシアの基準から言っても極端なほど冷え込む。


https://news.yahoo.co.jp/articles/5355a55758953288628833677606ed12d577d65d