オレオレ詐欺で7千万円だまし取られる 茨城県の被害では過去最高額

茨城県警は19日、水戸市の自営業男性(77)がオレオレ詐欺の被害に遭い、7千万円をだまし取られたと発表した。県警が把握しているオレオレ詐欺の被害額としては、過去最高額という。

ニセ電話詐欺対策室によると、18日午前9時ごろ、長男を名乗る男から「電車に大事な契約の書類と携帯電話が入ったかばんを忘れた」と男性方に電話が入った。男はカードも紛失し、契約金を現金で支払うことになったと述べ、「いくら用意できる」と聞いてきたため、男性は7千万円を準備したことを伝えた。

その後、「落とし物管理センター」の職員を名乗る男から、荷物を預かっており、上野駅まで取りに来るよう男性方に電話が入った。男性が電車で移動している間に、長男の同僚を名乗る30代ぐらいの男が男性方を訪問し、男性の妻から現金を受け取ったという。

男性が夜に長男の妻に連絡を取り、詐欺と気づいて110番通報した。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR1N2G5NR1MUJHB00K.html?iref=sp_new_news_list_n