グループ同士で乱闘して互いにけがを負わせたとして、警視庁はベトナム国籍とネパール国籍の男ら29~37歳の計8人を傷害容疑などで逮捕し、19日発表した。ベトナム人の1人は容疑を認め、残りの7人は「仲裁に入っただけだ」などと一部否認しているという。

 国際犯罪対策課によると、8人は昨年10月31日午前2時40分ごろ、東京都豊島区北大塚2丁目の路上で、ベトナム人側4人とネパール人側4人に分かれて殴り合うなどして、計4人にけがをさせた疑いがある。うちネパール人の1人は包丁で左腕を切られ、6カ月の重傷を負った。

 事件直前、現場近くのラーメン店でネパール人のグループが食事中、同じ店にいたベトナム人のグループの1人に肩をたたかれながら「バイバイ」と言われたことに逆上。口論となり、乱闘に発展したと同課はみている。ネパール人の1人は「バカにされたと思った」と話しているという。

 同課は防犯カメラの映像などから8人の関与を裏付けたとしている。

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