合併を計画している八十二銀行(長野市)と長野銀行(松本市)は20日、経営統合について最終合意したと発表した。
同日夕、八十二銀の松下正樹頭取と長野銀の西沢仁志頭取が長野市内で記者会見。
松下頭取は統合後の銀行名について「合併までの間に検討し、決まり次第ご報告したい」と述べた。

 両行は20日に開いたそれぞれの取締役会で、2022年9月28日に締結した基本合意書に基づき、八十二銀行を株式交換完全親会社とし、
長野銀行を株式交換完全子会社とする株式交換による経営統合を決議。両行は株式交換契約書と経営統合契約書を締結した。

 株式の割当比率は長野銀行の株式1株に対して、八十二銀行の株式2.54株。

 会見で、松下頭取は「企業文化が違うので、人事交流などをしてお互いを理解していくのがポイント」と説明。
西沢頭取は「基本合意以降、多くの声を頂戴し、改めて地域の金融機関として果たす役割を感じている」とした。

八十二銀行と長野銀行が経営統合で最終合意 銀行名は「合併までに検討」
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023012000896