厚生労働省は、解熱鎮痛成分「アセトアミノフェン」を含む薬の添付文書に、重大な副作用として、「薬剤性過敏症症候群」を追記するよう、製造販売業者に指示する通知を出した。

同症候群は、全身に赤い発疹が出て、高熱などを伴う。今回の通知は、国内で薬と同症候群の因果関係が否定できないとされる症例が6例あったためで、指示の対象には後発薬も含まれるという。

アセトアミノフェンを含む薬は、コロナ禍で不足している解熱鎮痛薬「カロナール」などだ。子どもや妊婦にも使われており、処方薬と市販薬がある。

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20230120-OYT1T50138/